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[2006.10.19(株)サンロック/青森支店大清水工場長/福岡金悦]
私はこの仕事を20年やっています。工場関係の人に合わせて朝は7時からです。冬は12月の中旬くらいで閉鎖します。3月は雪を見て操業時期を決めます。
ここの山は東岳から3つ目のラインになります。南東に位置しています。以前はこの向こうの山で採取していました。とりあえずは岩盤の色とか目視で確認できないので、実際に掘ってみるとやはり山によって違います。向こうの山ではこうだったけど、こっちでは違うと言うことがあります。
今の山は岩盤の中に「セツリ」という悪い部分が多少出てきます。「セツリ」とは試験表通りの品質の岩盤より少し劣る石で、それが出てきた場合、一番注意している部分は、どうやって選別するかということです。セツリは岩盤と岩盤の間にヒビのようにいろんなものが堆積されたり、風化したりして自然に入ってくるものです。自然の山ですから幅や方向が一定していないのです。これが出てくると作業が難航します。現場とあーだこーだとやり取りしていますね。以前の山の時はほとんど問題なく、同じ品質の良い岩盤でした。
今の山はちょっと落ち着かないので、その辺を注意しています。選別は行っているけれども、間違って入ってしまうこともあります。目視で大体判断できるんですが、試験室もありますのですぐに調べます。石は大体密度で判断できます。密度が高ければ吸水も低くて、他の試験値も良くでます。石を見れば密度がたりないなど、大体判断できますね。たまに色が悪いのでダメな石だと思っていたら、意外と良い石だったりすることがあります。ただ掘って砂利にして出せばよいという物ではないですね。崩すときは山のてっぺんから崩していきます。一番上はほとんど土なので使えません。地表面から50〜60mほど掘り下げたところが岩盤になります。安山岩の場合は山の下に行くほど良いということがあります。
ここは原石を採取している「きりは」といいます。山から石を取って、30tダンプで運び、この破砕機に入れて、250mmくらいに砕いてコンベア搬送します。その時一回安山岩をここに入れて、その先にあるジョクラッシャーに入れて破砕して250mmアンダーくらいに砕いてしまいます。その前に土分を一回ふるいにかけます。(これを「ずり」と言っています。よく地盤のしまりがよいので、分譲地などの埋め立てに使います。)頂上で250mmくらいに砕いた石はこのコンベアで下まで運びます。約400mmあって、一日中まわりっぱなしです。ベルトコンベアでふもとに来た岩石をクラッシャーにかけます。粒を選別する色々なふるい機が4機ついています。ここにはクラッシャー2機とふるい機4機で色々な大きさに製品化します。一日の生産能力が約700〜800
くらい。トン数にすると1200tくらいになります。
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その岩盤に発破をかけます。もちろん資格を持っている発破専門家が行います。外部に委託しています。場所は私が指定します。クローラドリルで径が10cmくらい、深さ7mくらいの穴をあけて、そこに火薬を詰めて発破をかけます。発破のときは作業をストップして、機械も全て退避します。だいたい400mくらいまでさがります。一日2回やります。上手く行くとき地面が一瞬浮くような感じで爆発します。失敗すると石が飛んでしまったりします。その瞬間は緊張します。
岩盤は良くなればなるほど発破がよく効いてくれて、掘りやすくなります。崩した岩石はバックホーで掘ります。機械に無理がかかるので、2ヶ月に1回は部品の交換をします。
あれが崩したあとです。茶色い層を選別します。あれがセツリです。あの茶色いセツリの周りにくっついて混ざっているところは、まとめて捨てないといけません。こういうものには発破があまり効かなかったり、捨てるところが多かったりと手間がかかってきます。
仕事で一番気をつけている事は安全です。やっぱり従業員の健康管理ですね。みんなと仲良くコミュニケーションがとれているか、連絡、連携が取れているかが生産の量産にも繋がるし、品質にも安全にも繋がると思います。こだわりは製品の均一化です。質、粒の大きさです。
後記
セメント、砂、砂利と生コンの材料を全て調べ、何一つとってもきちんと製品管理がされていることを確認しました。今回の砕石についても、その品質に関しての検査、石の粒に合わせた硬さ、アルカリ試験、吸水率やその他の検査が全てされ、検査証もいただいてきました。また、その仕事に関わる方たちのこだわりや仕事観にも触れることができました。今回の砕石の調査では、実際、建築現場で作業する何倍もの数の人間が家づくりに関わっているということを実感しました。この追跡調査をしてますます自社の住宅への自信が生まれました。