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川井村は岩手県のほぼ中央部を横断した北上高地のまっただ中に位置する山峡の町です。総面積の94%が山林で占められていて、平地が少なく厳しい環境ながら、国定公園早池峰山や、標高700メートルの区界高原などの自然がすばらしく、山の恩恵を受けている場所です。古くから林業が盛んで、家の材料、鉄道の坑木、燃料の薪、木炭また養蜂も盛んです。気温は盛岡と同じぐらいで、冬の朝はマイナス10度を軽く越えることが多いです。
小野寺さんのお話
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ウッティかわいの創業は平成4年11月現在で15年たったところです。私も創業当時からいるので、15年になります。その当時はピアノの椅子など楽器部材の生産などで始まった工場で、13人でスタートし、広葉樹の部材生産をして浜松のカワイ楽器に納めていました。カワイとかわいで全然関係ないんですけども、たまたまそういうお付き合いがあって。そのなかでピアノ用の部材として集成材を作るという仕事がありました。その時にカワイ楽器のほうから材料の管理や接着剤の配合の仕方など、いろいろ手ほどきをしてもらったのが、今の集成材工場の基礎になっています。
楽器用の材料は、住宅用とは予想も付かない高い品質要求があります。特に乾燥ですね。楽器は広葉樹を使いますから、ものすごく難しいんです。それに比較すると針葉樹っていうのはある程度楽なんです。もともと高い乾燥技術、糊の取り扱いも非常に高いグレードの下地があったので、そういう意味では非常に優れた住宅用の部材を作れました。本当に最初の頃は、広葉樹で何回も何回も失敗しました。接着に関してやっぱりそういう経験が、今の製品の生産管理で高品質につながっています。
今では楽器関係の生産は全部終了して、今後のお取引は全て終わりました。昨年度の平成18年度から、完全に建築用集成材100%の生産をメインに行っています。
工場敷地に入る道沿いと工場の裏手などに原木が山積みになっています。だいたい樹齢40年から50年のものが多いです。ほとんどが唐松で、中には間伐材も混じっています。東北管内の国有林からでてくる間伐も大量に入っています。間伐材は樹齢20〜30年、それから40年、50年、70年位のものも入ってきます。最近だと40年前後の間伐が多くなっています。それらの木は2mと3m、4mという長さで切り揃えられ、長く使えるものに関しては長いまま使います。どうしても木によっては節や欠点があるので、切って使うっていう工程が多くなりますが、長く使えるものは極力長く使うほうが生産効率もあがります。建屋の奥に皮むき機械があります。手前の方から原木を投入し、中の皮むき機械で剥かれたものが、先の方にでてきます。製材工場に乾燥機があり、奥の方が集成材工場の生産ラインになっています。約300mほどの長さで、今この工場そのものの製材の原木投入量が、毎日60〜70
(原木300〜400本)くらいです。ここでは全製品の20%のラミナ(集成材になる板)が生産されます。そのほかのラミナ材は県内、あと県外の製材所から持ってきています。いずれも国産の唐松です。